現場が育つ。成果を出し続ける。その一歩を、ともに。

私たちは、「現場で人が育つこと」に、企業の未来があると信じ、その実現に真摯に取り組んできました。
企業のバリューチェーンの中核を担う営業、製造など、フロントラインの部門における成果を生み出す“現場”において人財育成を支援してきたのも、その信念に基づくものです。
人財育成は本来、全方位的に推進すべきテーマでもありますが、私たちはあえて“現場”にこだわり続けてお客さまとともに考えてきました。それは、現場が強くなることが、企業全体の基盤強化につながると確信しているからです。

いま、現場のパフォーマンスを最大化するために、マネジャーによる支援のあり方、現場の中での学びの在り方、さらには経営と紐づく人財育成戦略の実行推進力が、これまで以上に問われています。

こうした背景のもと、私たちは「ビジネス・インストラクショナルデザイン」と「ワークプレイスラーニングデザイン」の2つの視点を軸に、「研修」と「職場での学び」を統合的に設計・実践するアプローチを展開してまいりました。
この取り組みを、私たちは「ラーニングプロセスデザイン（LPD）」と位置づけています。

その一環として、2015年に開講した教育担当者向けの「ビジネス・インストラクショナルデザイン講座（BID講座）」では、これまでに約700名のビジネスID expert®を輩出し、現場での実践を担う人財の輪が着実に広がっています。

そして本年、私たちはこの歩みをさらに発展させ、新たなステージへと踏み出します。
その節目として、LPDの研究・情報発信・資格認定・社会への価値提供を目的とした「一般社団法人ラーニングプロセスデザイン協会」を設立いたします。今後皆さまにも様々ご案内していくこともあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

そして、これまで実施してきた専門家による講演や企業事例の共有を進化させ、今回より「LPDカンファレンス」として本格的に開催することといたしました。

本カンファレンスは、単なる知見の共有の場ではなく、現場における学びをいかに設計し、いかに成果へと結びつけるかを、参加者の皆さまとともに探究する場です。
理論と実践を往復し、志ある仲間とのつながりを通じて、より強靭な現場の構築に寄与していきたいと考えています。

人が育つというプロセスは、企業にとって未来そのものです。
ともに学び、ともに考え、現場の進化を支える力を、これからも育んでまいりましょう。

2025年4月2日
サンライトヒューマンTDMC株式会社
代表取締役社長　森田 晃子